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近侍日誌:四月十八日

※このドキュメントは都合よく現代語訳されています。


四月十八日  近侍 薬研藤四郎




ここ一週間ほど大将の具合が悪かったのがようやく回復してきた。
さて、……共犯としてはここらで吐いておくべきか。


・日課任務
 今は大阪城向けの投石部隊が多く見られる。あとは信濃。
 うちも練度上げ目的で信濃を出しているが、あいつ、秘蔵っ子をそんなに見せびらかせていいのかと変なことを気にしていた。全く問題はないので気にせず暴れてこい。

・第五回大阪城
 例によってよくわからないままだが、どうも50階に藤四郎の短刀がいるというのは定着しつつあるようだ。博多に後藤、今回の信濃。とはいえ、他の刀派の短刀が見つからないとも限らないわけで……知り合いの短刀を待っている刀がいたなぁ、そういえば。
 いつも通り初日に50階、14日に100階踏破。後藤と信濃の二振り目は積極的に探す気はないとのこと。

・就任一周年記念
 皆も知っての通り、14日は大将が審神者として就任してからちょうど一年目。
 ということで日が暮れる前から飲めや歌えやの大宴会になった。厨では料理自慢が腕を競っていたし、いろいろと仕込みをしてた奴もいたな。あれだけ派手にやって物損が無くてなによりだ。
 大将は相変わらず風通しのいい縁側で、いつもより長い時間付き合っていた。これまでの一年の思い出話をしながら、加州が真っ赤になって逃げるくらい誉めちぎって。これからの一年も楽しくやれたらいいと、最後にそんなことを独り言みたいに呟いてからひっくり返ったな。周りほとんど全員酔っ払いの中で、あの大将にしちゃよく持った方だと思う。


 ここからは俺の独り言。
 大将は一週間前から具合が悪かった。が、せっかくの記念日に水を差したくない、と口止めされていた。すまん。特に加州、あんたは大将の顔色が良くないんじゃないかと相談しに来てくれたが、俺は嘘をついた。また夜更かししているせいだと言えばきっと信じると思ったからな、あの日くらいの体調なら、まだ。
 15日の朝起きられなかったのも、16日にだるそうにしていたのも、宴会ではしゃぎ過ぎたせいじゃない。その二日間は特に酷かった。大人しく座っていても目が回って辛いというくらいに。

 最初にも書いたが、もう回復してきたから大丈夫だ。
 とはいえ、隠されていたのが気に入らない奴もいるだろう。苦情なら全部俺が受けるので




加州清光
薬研の馬鹿は俺が一発殴っといたし主にもよーく言い聞かせておいたから、これでおしまい!

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