※このドキュメントは都合よく現代語訳されています。
十二月二十七日 近侍代理 へし切長谷部
今日は本丸の全体清掃、つまり大掃除を行った。
背の高い者は壁や天井の煤払い、小回りの利く短刀達は廊下の清掃や掃き掃除。
主は一時外に避難。薬研が万が一に備えて(護衛の意味合いの方が強いが)付いていった。
主は大袈裟だ、心配しすぎだとおっしゃられていたが、主あっての本丸なのですから。
どうかご自愛いただきますよう。
・日課任務
本日は大掃除をするため、任務はすべて早いうちに終わらせた。
演練はそろそろ連隊戦が始まるので、また編成が変わってくるかもしれない。
検非違使狩りは資材効率を考えれば京都が妥当。
・連隊戦
未だ詳細は明らかになっていないが、日付は確定した。十二月二十九日。
どのような戦場であれ、最善を尽くせるよう各々準備を怠らないこと。
<削除されたデータを復元します>
・聖誕祭について
主が、
主、俺はあくまで刀の付喪神であり、耶蘇教の信徒というわけではありません。
ですから、聖誕祭といえども主がおっしゃるようなミサを執り行ったり、祈りを捧げたりする必要はないのです。わざわざ俺のために教会を建てようなどと、
イブの夜に、主にクリスマスプレゼントの相談を受けた件。
以前から一部の刀剣達で話していた通り、短刀と脇差、蛍丸が対象。
あまり値の張る物ではなく、お菓子や小物などを選定。
今朝方、主は薬研は喜んでくれただろうかと気にされていましたが、あれの場合、自分も貰う側だとは全く考えていないので、驚き、喜んだでしょう。
おそらく表立っては認めないと思いますので、後程こちらから探りを入れてみます。
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