※このドキュメントは都合よく現代語訳されています。
七月二十五日 近侍 薬研藤四郎
明日、政府の方でちょいと大き目の動きがありそうだという予測が立っている。らしい。
大将は「自分の予測は当たらないから」とあまりいい方向には考えないようにしているみたいだが、さてどうなるかね。俺としては派手な戦はもう少し後でもいいと思ってる。
……と、加州にうっかり話したら案の定疑われた。
そんなに心配しなくとも大将の風邪はほぼ治ってるんだがなぁ。この件に関して前科ありすぎるせいで信用落ちてんぞ、大将。
・日課任務
演練の相手に極が二振いる隊がだいぶ増えてきているんだが、もしかしたら明日以降さらに増えるかもしれないな。さすがにそろそろ手紙が手に入るだろうし。……そうするとうちももう一人くらいは極が増やせそうだな。
検非違使狩りについては最近は厚樫山に行っているが、極二振になれば新橋や白金台でもいいかもしれない。まだ皮算用ではあるが、検討するだけしておくか。
・明日以降と極について
で、明日もしすぐ手紙が手に入るようなら、次に修行に出るのは乱。今のところ旅道具が三、装束が三で手紙だけが一なので、理想を言えば二つ手に入る見込みが立てばいい。そうしたら一揃えを残すとしてももう一振、順番で言えば今剣も修行に出せる。
ま、今までの出し渋りを見るにそこまで甘くはないだろうから、とりあえずは乱だけ気にしておけばいいんじゃねぇかな。鳩を飛ばすかどうかは……大将の気分次第、としか言えねぇ。五虎退の時も最初は四日間待つつもりでいたんだぜ、あれでも。
・八月の話
ちょいと先になるが、あー、八月の四日から大将が忙しくなる。
こっちがまったく手付かずになるってことはないが、あれも大概頭使うゲームだからなぁ。いつぞやみたいに注意力散漫になる可能性は非常に高い。刀装付け忘れとか出陣場所間違えるとか、あとは食うのも寝るのも忘れるとかな、普通にやらかすから気を付けてやってくれ。
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